初心者用データベース入門
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データベースの本
マンガでわかるデータベース

特定ベンダーの製品によらないデータベースの概念を、マンガでやさしく解説。果物の輸出に追われる王国の姫が、データベースによる解決策を1つ1つ学んでいくというストーリーをとおして、データベースの基本的な概念を身につけることができる。情報処理技術者試験対策にも役立つ練習問題付き。
データベースの本
SQLの絵本―データベースがみるみるわかる9つの扉

データベースを思いどおりに動かそう!見る・ためす・わかる!入門書 SQLはデータベースを操作するために覚えるべき技術ですが、難しくてなかなかものにできないという人も多いのではないでしょうか。本書は、かわいいイラストで解説しているので、直感的にイメージをとらえることができ、理解も進みます。さあ、扉を開いて、SQLの達人への道を進みましょう!
データベースの本
テクニカルエンジニア試験 データベース 完全教本〈2007年版〉

1冊で午前と午後に対応したテキスト&問題集の決定版。人気サイト・アイタックに寄せられた反響を元に改訂。

リレーションスキーマR(A1,A2,…,Al,B1,B2,…,Bm,C1,C2,…,Cn)の任意のインスタンスRが、 その2つの射影R[A1A2…AlB1B2…Bm]とR[A1A2…AlC1C2…Cn]に情報無損失分解されるとき、及びそのときのみ
Rに自明でない多値従属性
A1A2…Al →→ B1B2…Bm
が存在するという。

 この定義は多値従属性をリレーションスキーマの情報無損失分解という立場から規定したものである。 この従属性は関数従属性の一般化として与えられたもので、リレーションの情報無損失分解 の基本定理となるものである。

A1A2…Al→→B1B2…Bmのとき

A1A2…AlはB1B2…Bmを多値に決定する。または、B1B2…BmはA1A2…Alに多値に従属するという。 また、A1A2…Al→→B1B2…BmならばA1A2…Al→→C1C2…Cnが成立し、多値属性を A1A2…Al→→B1B2…Bm|C1C2…Cnと書く場合もある。

次に多値従属性の例を図1に示します。フライトA150便のクルーはパイロット浜崎さんと客室乗務員 宇多田さんの各1名、乗客は清水さん、二岡さん、高橋さんの3名である。例えば、清水さんが搭乗した A150便の客室乗務員がたまたま宇多田さんだっただけだが、クルーと乗客に関するデータがフライト というひとつのリレーションの中にまとめあげられており、クルーと乗客の全ての組み合わせが記録されてしまっている。 これは図2のリレーション クルーと図3のリレーション 乗客の自然結合として表されるべきである。 クルーと乗客の間には全く因果関係はなく、直行(orthogonal)した概念であり、多値従属性
フライト番号 →→ クルー名|乗客名
を意味する。


図1.リレーション フライト


図2.リレーション クルー


図3.リレーション 乗客

最後に、自明な多値従属性(trivial MVD)について説明します。 リレーションスキーマをR(A1,A2,…,Al,B1,B2,…,Bm)とするとき、
A1A2…Al→→B1B2…Bm|Φ
は自明な多値従属性という。



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